アルマン・ヨンカーズ

ベルギーを拠点とする、ジャンルに収まらないアーティストが、人気ビデオゲームのファンタジー世界や鉱物学への関心からインスピレーションを得て、ハーコート・グラスを新たに解釈した。

「ヘブンリー・シャードは、人気ゲーム『World of Warcraft』に登場する魔法のアイテムです。このアイテムを組み合わせることで、10個の天界の結晶を生み出すことができます。」

彫刻家、骨董商、鉱物学者、装飾家――アルマン・ヨンカーズは、自らを「何でも屋」と称するものの、その活動は一つの枠には収まらない。1939年にベルギー人の父とフランス人の母の間に生まれたヨンカーズは、現在ブリュッセルに在住しており、1957年から1962年までスイスのローザンヌ美術学校で彫刻を学んだ。 

卒業後、彼はさまざまな創造的な活動に乗り出した。骨董品の売買、鉱物学の研究、宝石の収集に加え、アパレルショップ「ロリポップ」、サウジアラビアの宮殿2軒、そしてパリのエリート層に愛されたクラブ「ル・ファッション」など、住宅やブティックの内装を手掛けた。これを機に、彼は家具のデザインを始め、その多くはヴィンテージの品や素材を再利用したものだった。

ヨンカーズは、ユーモアの効いたバロック様式と評される作風を特徴としている。ホテルのサロンに置かれた巨大なテーブルやコーヒーテーブルなど、彼の人気作品は数多くあるが、これまで正式なギャラリーでの個展は一度も開かれていない。